魔物☆に恋して

「それで?あたしに、

人間界を爆破する起爆装置を押せと?」

「いいえ、逆です。

あなたは、私達の世界を、爆破しに来たのです」

「えっ?だってマヤには」

世界を救ってって言われのに。

「あなたは、人間界から選んで連れて来られた、

人間代表です。

この話を聞いて、この世界を見て、

歪んでる。排除して欲しい。

と思ったら、

あなたは起爆装置を押さなくてはいけないんです」

「じゃあ、押さなくてもいいわけだ」

「そうです。私達はハラハラしていたのです。

マヤが連れてくるのは、どういった人間なのかと。でも」