「はい。終わり。よく我慢したね」
もう、痛くなかった。
ノックの音がした。
「ちょっと待って」
言って、マヤは自分のシャツのボタンに手をかけた。
器用そうで、器用な指先。
プツプツとボタンを解いてく。
無駄がないのに、優雅な雰囲気をはらんだ動き。
はらりと、肩からシャツを落とす。
片方の腕に、何かある。
金色の紋章のようなものが掘り込まれている。
「サラ・・・」
はっとして、マヤを見た。
マヤは真顔だ。
あたしの後ろに両手を回して、
脱いだシャツを肩にそっと乗せる。
体を曲げてあたしのそばに顔を寄せる。
もう、痛くなかった。
ノックの音がした。
「ちょっと待って」
言って、マヤは自分のシャツのボタンに手をかけた。
器用そうで、器用な指先。
プツプツとボタンを解いてく。
無駄がないのに、優雅な雰囲気をはらんだ動き。
はらりと、肩からシャツを落とす。
片方の腕に、何かある。
金色の紋章のようなものが掘り込まれている。
「サラ・・・」
はっとして、マヤを見た。
マヤは真顔だ。
あたしの後ろに両手を回して、
脱いだシャツを肩にそっと乗せる。
体を曲げてあたしのそばに顔を寄せる。

