「・・・もう、包帯して大丈夫かな。
本当はもう少し、ゆっくり治したいけど、
ここで無防備に寝てるのは、安全なことではないからね」
そうらしい。
また、クモが床をやぶって沸いてこないとも限らない。
「起き上がってくれる?」
あたしは身を起こす。
背中に何か冷たいものが貼られて、包帯が巻かれる。
背中側に、マヤはいる。
たまに、目の前に、マヤの手が来る。
包帯を回して、左手に渡すために。
あたしは。じっとその手を見てる。
「きつくない?」
「うん」
多分。
ドキドキしてて苦しいから、よくわからない。
本当はもう少し、ゆっくり治したいけど、
ここで無防備に寝てるのは、安全なことではないからね」
そうらしい。
また、クモが床をやぶって沸いてこないとも限らない。
「起き上がってくれる?」
あたしは身を起こす。
背中に何か冷たいものが貼られて、包帯が巻かれる。
背中側に、マヤはいる。
たまに、目の前に、マヤの手が来る。
包帯を回して、左手に渡すために。
あたしは。じっとその手を見てる。
「きつくない?」
「うん」
多分。
ドキドキしてて苦しいから、よくわからない。

