気がつくと、ランプの明かりの中で、寝ていた。 黒い布団。 ・・・マヤのベットだ。 あたしは下向きに寝ていて・・・ 身じろぐと、痛みが背中に走った。 うめく。 「大丈夫?」 すぐそばで声がした。 驚いた。 マヤが覗き込む。 「もう少し、痛みが引いたら、包帯を、 巻かせてもらっていいかな」 包帯・・・ そうだった。