ふんわりって、花が開いたみたい。

ゴージャスな花。

って感じじゃないな。

可憐な花。

甘さと親しみをほのかに香らせて、ふわって開く。


「僕達の世界を、救って欲しい」

あたしの頭はぼーっとなってた。

頷いてしまった気がする。

「よかった。じゃあ、行こう」


その瞬間、頭の中を、真っ白い光が貫いた。