魔物☆に恋して

「解毒剤は商品じゃないけど、

『惚れ薬』のままなら、売れるんだ」

「作って、売ってるの?」

「惚れ薬だけじゃないけどね」

黄緑色は、蛍光色なのか、淡く発光して見える。

本当に、綺麗だ。

そこに、マヤは『惚れ薬草』をそのまま落とした。

ゆらゆらと、草は中央に浮いている。

ゆれながら、ゆらゆらと、何かを出し始めた。

曲線状に出てきたそれは、ゆっくりと水に溶けてゆく。

黄緑の液体を、ゆっくりと、淡い紫に染め替える。

あまりに綺麗な現象に、思わず見とれてしまう。