魔物☆に恋して

鍋には、さっき乳鉢ですりつぶした、

根っこが入っている。

カエリにもらった、おまけの方だ。

惚れ薬の薬草に、コントロールが施されている場合、

これで『無効』に出来る。

飲むヒトみんなが、カエリに惚れたんでは、

たまらないから。

『無効』

は粉になって、水の中で茹でられている。

どんどん、水が、黄緑色に染まってゆく。

「綺麗な色だね」

「うん。

これを、お客の前で作らなきゃいけないこともあるから、

多少は幻想的じゃなきゃね」

「お客・・・」