魔物☆に恋して

「気に・・・なるけどね」

あたしはそっと、マヤの手から腕を抜け出す。

「湖の水、惚れ薬じゃなくて酒だっ

たらしいよ。お前、酒、飲んだんだ」

「酒?」

「そうだ。飲むなって言われてるハズだけど?」

マヤははっとした。

「そうだ。オレの中の別人が、出てきちゃうんだ。

だから、酒を禁止されてて」

「ごめん。訊かれたくないみたいだからもう訊かないけど。

本当にごめん。嫌なこと言ったんなら、気にしないで欲しい。

オレはそんなこと思ってないから」