魔物☆に恋して

「マヤ?」

呼びかけると同時に、薄っすらと目が開く。

「大丈夫?」

ゆっくり開いた目が、こっちを向いた。

あ。

誰だか認識できないみたいに、視線が微妙に揺らぐ。

その目の表情に、自分の鼓動がものすごく反応する。

これ、元のマヤなんだ。

一瞬の後、

正気の目になる。

「あ、サラ」

腕が軽くなる。

マヤが自力で起きて、あたしの腕をつかんでる。