魔物☆に恋して

「ひとつ教えてやる。

マヤがさっき飲んだ湖の水は、惚れ薬じゃない。

酒だ」

酒?

「微妙に、惚れ薬の色とは違ってたのに気づかなかったか?」

「気づかなかった」

「今までのパターンだけで判断してたんだろう」

「その通り。でも、今までは、

パターン通りのものにしかならなかったんだ。

・・・違うことがあるってなると、ちょっと怖いな。

マヤは酒を、湖で、飲んだのか」

「そうだ」

「・・・なんて、利いてくるのが遅い奴なんだ」

本当だ。