次の日ー


「俺の知り合いの兄貴でね、先月、
 街ん中に、店をオープンさせたって。
 頼んだらさ、クリスマスイブに予約してくれるって。
 俺、払うし・・・」


あゆみは
追い込まれていて上の空。


「楽しく行こうぜ。変わったよな。」


「時間ないの私。分かってるよ。」


「全くだよ」


喧嘩になり
気まずくなったまま、
駅に着き


俺は
とっさに降りようとした。


降りてから
ホームに降り立ち
電車が過ぎ去ったあとー