忘れないでーサクラのつぼみサクー

そして


ある晩


俊から電話で

『じぃさんが亡くなった』

と、聞いた。泣いていた。


『罰が当たったよ。教師の夢を諦める
 言ってたから・・・。俺、そっちは
 行かない。』


私には
頷くしか出来ないで


『俊は夢を持ち続けて叶えて』


『そうだな』