「和奏ぁ…待ってよぉ!!」 こうやって犬みたいについてくる美桜が可愛いなんて口が裂けても言えない。口は裂けたら痛くて話せないと思うけどね。 「ついたよ」 あたしの一言であたしと美桜は立ち止まった。 何この荒れ具合…。 校庭はゴミが転がっていて 周りを見れば カラフルな頭の人ばかり。 噂で聞いていたよりヒドい。 「和奏…」 「美桜…」 「「この学校でやっていける気がしないよ」」