「あいつ、何考えてるかわかんないし……っ、もし未愛が襲われたら私……っ」
私が……襲われる?
「それはないよ〜っ、西内君、きっといい人だよ」
私は笑い飛ばす。
私みたいな可愛くない女の子見たって、襲ったりしないよ。
妃奈ちゃんみたいに可愛かったらありえるかもだけどっ。
「はぁ〜……ほんっと、呆れるわ」
妃奈ちゃんがため息混じりに言う。
「んじゃ今は時間ないし、昼休みにでもお願いしにいこーっと♪」
「ほんとに大丈夫かなぁ……」
妃奈ちゃんが言ったけど、絶対西内君はそんなに悪い人じゃないように思う。
まぁ、とにかく頼んでみよう!!