「人に飴貰っといて文句言うな」 うぅ……もうほんと最低っ。 セカンドキスこそは好きな人としたかったのに…… 「だ、だって西内君が……っ」 文句を言おうとした私の唇にそっと人差し指を置いた西内君。 「逆らうんなら勉強、教えてあげないよ?」 あ……悪魔だっ!!! 「……悪魔」 私はポツリと呟いた。 「ん?何か言ったか?」 「言ってないです」 まだ西内君が触れた唇が熱い。 西内君なんて大嫌いだっ!!