「バカバカバカーっ!!!」 もう…妃奈ちゃんも西内君も私をからかってばっかり…… 「はいはい、じゃあ次の問題解け」 「………はい」 そして次の問題を解き始める。 よし、この問題はわかる!! さっきと同じ間違いしないようにしないと。 「できたっ!」 「見せてみ?」 西内君にドヤ顔で解いた問題を見せる。 「お、正解。わかるようになってきてんじゃん」 西内君がニコッと笑う。 ドキ─── 西内君の優しい笑顔に不覚にもドキッとした。 と、とにかくよかった!! 西内君のおかげ……だよね。