ガチャ───
息を切らしながら走って、ようやく図書室の扉を開く。
「失礼しま〜す……」
「遅い」
おそるおそる中に入った私を、腕を組みながら椅子に座っている西内君が見ている。
「ご、ごめん……」
「じゃ、お仕置きな。」
………は?
お仕置き?
「い、意味わかんないっ!!!」
ちょっと遅くなったぐらいでお仕置きって……
「自業自得」
西内君の言葉が胸を突き刺す。
た、確かにそうだけどさぁ……
お仕置きなんて、そこまでしなくたっていいじゃん……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…