【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。






私ってば、何でこんなにくじ運悪いの…?




自己嫌悪に陥る。





すると、




「新垣」




誰かに話しかけられた。





顔をあげると、前の席の関本琉斗(せきもとりゅうと)君が後ろを向いて、私に話しかけていた。






「ん?ど、どうしたの?」





いきなり話かけられて慌てて答える。





「お前、今あてられてるぞ。」






「え、う、嘘!?」





気が付けばみんなの視線は私。





先生は鋭い目つきで私を見ていた。




うわぁ~…ボーっとしてたからわかんないよぉ…