2人で歩く通学路には誰もいない。 しかも暗いから私と西内君だってこと、わからないはず。 「ねぇ、西内君。付き合ってること……ばれない方がいいよね?」 ばれたら『無口王子に彼女がいる!!』とか大騒ぎされそうだし。 「まぁ、そうだな。だから……たまにしか送ったりしねぇーけど……」 「いやいや、勉強教えてもらってるだけで十分だよ!!」 ちょっと申し訳なさそうにした西内君に慌てて言う。