「マジで……!?すげぇーじゃん、未愛!!!」
颯太がみんなの前だというのに、私を抱きしめた。
「そ、颯太ぐるじ……」
「あぁ、ごめん。でも、よく頑張ったな」
颯太は私の頭をぽんぽんと撫でた。
「颯太のおかげだよっ」
「フッ、まぁご褒美、何がいいか考えとけよ」
颯太はそう言って自分の解答用紙を取りにいった。
「ちょっと未愛、ご褒美って何よ?」
妃奈ちゃんがにやにやしながら聞いてくる。
「へ、あ、あの……っ」
「ま、またゆっくり聞かせてもらうわ」
妃奈ちゃんはそう言って自分の席へ戻って行った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…