「未愛」


「うぅ……」


甘えてくる颯太……すっごく可愛い……もう!


「もう……仕方ないなぁ……」


私はストロベリーをスプーンですくって、颯太の口に運んだ。


「ん、うま」


颯太が幸せそうに頬をゆるめるから、何も言えなくなる。


「未愛もいる?俺のやつ」


「え、いや、大丈夫!」


私は恥ずかしいから断った。


「照れてる未愛、可愛い」


「て、照れてないよっ!」


颯太といたら、心臓が今にも爆発しそうです。