「まぁまぁそう怒るなって。今日はテスト頑張ったからアイスでも食いにいくか」 「アイス……!」 私は目を輝かせる。 「……単純なヤツ」 颯太がボソボソっと何か言った。 「ん?何か言った?」 「別に何にも」 「ふぅーん……そっか」 それよりアイス早く食べたい! 「颯太、早く行こ!」 「お、おい……っ」 私はカバンを持って颯太の手を引いた。