キーンコーン――― 「―――はい、そこまで。シャープペンを置いてください」 先生の合図でシャープペンを置く。 「終わったぁ……」 今回は、前よりもいけた気がする。 「はい、じゃあ後ろの人解答用紙集めて―――」 ふと、颯太の方を見ると優しく微笑んでくれた。 颯太も…いけたってことだよね。 てか、いっつも満点だし。