「あー、もう決定だから」
西内君は私の反応にイライラしながら言った。
「え、ちょっと待って「未愛に拒否権ないから」
う、嘘だ……
私がこの人の彼女!?
あ、ありえないよ!!!!!
「じゃ、再開するぞ」
焦る私を無視して無表情で西内君が言った。
「うぅ……」
仕方ない、せっかく数学教えてもらってるんだから大人しく従おう……
そして勉強を再開した。
私は………
本当にバカだったようです。
こんな、腹黒俺様男子に勉強を教えてと頼んでしまったなんて。
妃奈ちゃんの予想は的中してたんだ……
あぁ、過去に戻ってやり直したい……



