「行くか」


「う、うん!」


西内君は自然に手を絡めてきた。
私の胸はドクンと高鳴る。


「てか、未愛浴衣似合ってんな」


「へ……?」


不意に、西内君がそんなことを言った。


「その…っ、か、可愛いっつーか……」


西内君、顔真っ赤……


「に、西内君も甚平……似合ってるよ!!!」


「ん、そーか……さんきゅ」


お互いに赤くなって顔を合わせづらい。