「……じゃ、そろそろ私帰るね」 「あ、送ってくよ」 「ありがと」 そして私と西内君は少し夕日が沈み始めて、オレンジ色に照らされた道を歩く。 「なぁ、未愛」 「ん?」 「今度の土曜日の夏祭り……もしよかったら一緒に行かねぇか?」 そういえば、年に1回近所で夏祭りやってたっけ。 「行きたいっ!!!」 「よかった。じゃあまたメールで時間とか決めようぜ」 「……うんっ!!」 今年の夏休みは、最高の夏休みになりそうです。