【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。





「兄貴……色んな女に手出してんのはどうでもいいけど、俺の女に手出すな!」


「別に、からかっただけだよ」


か、からかってたの……!?


「お前なぁ……!!!」


「に、西内君!もういいよ!!」


私は西内君の言葉を遮った。


「でも……っ」


「それより……話したいことがあるの……。」


私がそう言うと「次、手出したら絶対に許さねぇー」とお兄ちゃんに言い放って、部屋を出た。


「……とりあえず、俺の部屋行くぞ」


「う、うん」


西内君の部屋へと移動する。


その間、沈黙のままだった。