「西内君はやっぱり麗奈ちゃんが………。」


『………ふぅーん。なるほどね。』


「え?」


『その麗奈って子、少し怪しいって思ってたんだよね』


妃奈ちゃんは麗奈ちゃんが西内君を好きってことに気づいてた…?


『麗奈って子が西内のことがほんとに好きなら、未愛に嘘ついてる可能性は高い』


「え……何で?」


『バカねぇ…。そりゃ好きなら西内の彼女が邪魔に決まってるじゃない』


あ……そういうことか!


『あの写メは……あそこまで西内に似てる男子はいないし……それは本当かもしれないけど』


「えぇ!?」


『冗談冗談。合成でもしたんじゃない?』


合成か……。
確かにありえなくもない。