───なんやかんやで30分経った。 「あー、疲れた。休憩するか……」 「うん、そうだね」 だいぶ集中してたし、問題解けるようになったし…… 「………西内君、ありがとう」 私は西内君に笑顔を向けた。 「な、何だよ急に」 西内君が頬をほんのり赤らめる。 「いや、忙しいのに私にこれから毎日付き合ってくれるなんて……ありがたいなぁって」 「……別に、暇だし」 西内君って頭いいから塾とかで忙しいのかなとおもった。