「未愛も俺につけろよ」



「えぇ!!?」



そ、そんなの恥ずかしくてできないよ~っ



「恥ずかしがんなよ」



西内君は私の身長に合わせるためにしゃがんだ。



うぅ………もう、つけるしかないよね!
西内君もつけてくれたんだし!



私はさっきのお店の紙袋からネックレスを取り出す。
そしてゆっくり西内君の首に腕を回した。



ひ、人前でこんなことするとか、顔から火が出そうだよ……。


てか、ドキドキして手が震えるんだけど………。



私は震えを頑張って抑えながら、西内君の首にネックレスをつけた。



「で、できたぁ!!」



ふぅ~……よかった……。