【完】俺以外のヤツを好きになるの禁止。






もーっ、私のバカバカバカーっ!!!


自己嫌悪に陥る。



「何百面相してんだよ。置いてくぞ」



「あ、ご、ごめん!!」



慌てて西内君のペースに合わせる。



「……あのさ、未愛」



西内君が目を合わせずに私を呼んだ。
それに対して私は首を傾げる。




「明日、2人でどこか行かねーか?」



「え、へ!?」



私は大きく目を見開いた。




「……なんだよ、行きたくないのか?」



「行くっ!!!!」



行かないわけないじゃん!!
だって西内君に誘われたんだよ?
これは行くしかない!