「とにかく、未愛は俺のもんだから。余計なことしたら許さねぇー。」




「わかったな?」と西内君が問いかけるとみんなうんうんと頷いた。




「……九条。動画好きにしてくれていいから」




と、九条君に冷ややかな視線を向ける。




「い、いやあの……もう消します!!」




九条君はピンっと背筋を伸ばした。




「じゃ、先生。HRの続きお願いします」



「お、おう」




先生は戸惑いながらも、HRを再開した。



「よし、席に戻るぞ」



西内君は私の手をひいて私を席に着かせた後、席に着いた。




はぁ~……っ、ドキドキした……。