「んんっ………」 ゆっくり、目を開く。 だんだんと視界がはっきりしてきて、目に映ったのは……… 「ひ、なちゃん……?」 「……っ、未愛‼!!」 妃奈ちゃんは私に抱き着いた。 「いきなり倒れるから、心配したんだから……っ」 私はそう言われて初めて、自分が保健室にいることに気が付いた。 「何でここに……?」 「担任が運んできてくれたんだよ」 私………倒れたんだ……