「え、ほ、ほんとに!?」 私は西内君に顔を近づける。 「あぁ……てか近い。離れろ」 「ご、ごめん……」 私ってば、つい、嬉しくて……。 「……今日からな」 今日から……!? 「うん、わかった!!ありがとう!!」 西内君、やっぱりいい人だ……。 「んじゃ、私、教室戻るね」 私は嬉しくて図書室を飛び出した。