───次の日の放課後。 「ふんふーん♪」 私は鼻歌を歌いながら、図書室へ向かっていた。 すると、 「新垣さんっ」 九条君に声をかけられる。 「あ、九条君。どうしたの?」 「あの、さ。ちょっとまた話があるんだけど……」 次は何かな? 「すぐ終わるから、ちょっとだけ来てくれない?」 「わ、わかった」 私は九条君に連れられ、多目的室へ。 「あのさ、新垣さんの好きな人ってさ……西内?」 ………what? な、何で……知ってるの?