「こ、告白されてました……」


「誰に?」


西内君は眉間にしわを寄せる。


「く、九条君……」


「同じクラスの九条か?」


コクリと頷く。



「で?断ったんだろうな?」


「もちろん断ったよ」


私が言うと、ホッとした表情をした。



「な、何でそんなこと聞くの…?」


ただ、気になったから?

好奇心?

からかってるの?


それとも……




……私が好き?だから?



……んなわけないよね。



「……ん。別に。」



西内君は素っ気なく答えた。