「私、関本君とは友達が1番かなって思ったの」 「ふぅーん」 素っ気ない返事をする西内君の表情が少し嬉しそうに見えた。 「はい、じゃあ続きやるぞ」 「ほーい」 そして勉強会が再開された。 ───私はこのときはまだ知る由もなかった。 ……西内君との関係が崩れかけていることに。