「夢奈、どーしたの?」



「あのね、昼休みに少し話したいことがあるから資料室に来てくれる?」



「あ、うん……」



話したいことって何だろ?



「んじゃ、また昼休みね!」



夢奈は可愛い笑顔を私に見せて、去っていった。



ーーーキーンコーン
午前の授業がおわり、昼休みの始まりを知らせるチャイムが鳴った。



妃奈ちゃんの席に行くと「あのさぁ」と妃奈ちゃんが話しかけてきた。




「何で今朝、図書室にいたの?」



「へ……っ!?」



「まさか、西内と一緒に閉じ込められてた?」



ギクッ……
妃奈ちゃん鋭い………