「やっぱり閉じ込められてたのか……!!」
そこには、息を切らした関本君がいた。
「関本君……何で……!?」
私は慌てて繋いでた手を離す。
「今朝、新垣が『図書室に行こう』って言ってたのをたまたま聞いたんだ。んで、それから図書室の方からきた柄の悪そうな女子たちが『新垣未愛、いい気味。一生あそこから出られないんじゃない?』とか言ってるの聞こえて……」
そんな……っ
柄の悪そうな女子で知り合いなんていないし、そんな女子に何かした覚えもない。
「最初は、ただ聞き流してただけだったんだけど……授業に出てなかったからまさかと思って来てみたら……」
そういうことだったんだ……
「………てか、西内も一緒だったのか」
「西内君は巻き込まれたんだよ」
何かよくわかんないけど、おそらくその女子たちは私をここに閉じ込めようとしたに違いない。



