「ふふッ」
それがなんだか可愛くて笑ってしまう。
「……何だよ」
「何もないよ」
可愛い、なんて言ったら怒られそうだしやめとこう。
キーンコーン───
次は1時間目の始まりを知らせるチャイムが鳴る。
「誰もこねぇーな……」
と、少し不安げに言う西内君。
「……ま、お前と2人きりになれたから良いけど」
……優しい笑顔にまた胸が高鳴る。
私……気づいちゃったよ。
ドキドキする理由。
私は………
………西内君が好きなんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…