「に、西内君待って!!」 私は混乱しながらも西内君に追いつこうと歩く。 「は、早いよぉ〜………」 西内君は私がそう言うとスピードを落としてくれた。 西内君と暗い夜道を歩く。 何で……西内君はキスしたの? わかんないよ…… 頭の中は西内君で埋め尽くされる。 西内君とはそれからは会話がないまま、私の家に着いた。 「じゃあな」 「うんっ」 それだけ会話を交わして別れた。