「私も西内君待たせてるんだった!!」



私は急いで図書室に向かった。




ガタン───




「お、遅れてごめんなさいっ!!」



勢いよく、図書室の扉を開いた。



するとそこにはケータイを触る、西内君がいた。



「遅いぞ。何してた」



「えっと、実は……」



私は夢奈に手紙を渡されたことからさっきのことまで話した。



「ふぅーん。アイツ、モテるんだ?」



「そりゃモテるだろうね。優しいし、面白いし」



私が言うと、険しい表情をした。