「んじゃあ……昼休みに屋上ね!」 屋上ならあんまり人気がないし、いいよね。 「了解。」 「はい、授業始めるぞー。」 ちょうど先生が教室に入ってきて私の苦手な数Ⅰの授業が始まった。 夢奈の気持ち、届くといいな。 私は机の中に夢奈のラブレターをしまった。 授業が始まり、数学が苦手な私が理解できるはずもなく……。 「うぅ……」 全っ然問題が解けない‼ 西内君にこの問題、教えてもらおう……。 ワークに付箋を貼る。