そんな会話しているうちに、家の前に着いた。




「ここだよ!」




「おぉ、綺麗なレンガ造りの家だな。じゃ、また明日」





「送ってくれてありがとう‼またね」




私は関本君に大きく手を振った。



関本君の背中が見えなくなると家に入った。




「ただいまー」



「あら、今日も勉強?」



「うん、まぁね」




聞いてきたお母さんにそう答えると、自分の部屋へ入った。