太陽のような君




「で、なんで俺を誘うわけ?」


私は恵介の試合に龍を誘った


「だって、南はバイトだし、海もなんか用事って言ってたし、1人で言ってもはしゃげないんだもーん。」


「あっそ。」


「あぁ〜楽しみだね!!!」


ニヤニヤが止まらない



試合会場について、恵介を探す
グラウンドで練習をしている中に恵介がいた!

Jリーグの選手たちも練習をしているのを見て私は興奮しまくりだった


練習を終え、試合の前のベンチに戻る時、恵介が私を見つけた。


「恵介〜!!!」

私が大きい声で呼んで手を振ると、恵介も笑顔で返してくれた。



そして試合が始まった



「何、恵介って奴あんなサッカーうめえの?」

開始早々恵介がドリブル突破して相手ゴールを脅かしたのを見て、龍が驚いていた


相手は何と言ってもプロ!それなのに何人も抜いちゃうんだもん!


「うん!恵介本当に上手いよね!!」


私は試合中も恵介からずっと目が離せなかった。



ハーフタイムになり、恵介がベンチに下がって、ゲームに出場していなかった選手たちがコートで練習を始める


「龍、私トイレ行ってくるね!」

「ん、ああ」



龍はなんだか上の空だった。無理やり今日付き合わせたのが悪かったかなと思って、龍にジュースを買って帰ることにした。



「はい、おまたせ♪」

「お、さんきゅー」



「龍、楽しくない??」

「あ?いや、別にふつーだよ。なんで?」