しばらくして、また龍の方を見ると、目がバチッて閉じたような気がした。
ん?気のせい?
まさか龍が私を見ていたなんてことは、、、、
絶対に有り得ない。。
だって、龍とは出会った頃に…
「蒼の授業受けてる時の顔って、見れたもんじゃねーよな(笑)」
ってコソコソ海と話してるのが聞こえたんだもん………(泣)
意識したことなかったけど、私の集中してるときの顔ってそんなに酷いのかなぁ
って南にも相談したら、
「あはは(笑)ひどくないから、大丈夫ww」
全然真面目に答えてくれなかった。。
授業が終わって、やっと目を覚ました龍は呑気に「ノートな~」と言ってくる
私も風邪のときとか、みんなに借りるからいいんだけどさ、もうちょっと、ありがとうとかないのかこの男は!本当に俺様。
そんな俺様とお昼ご飯を食べているときに、ちょっと聞いてみた
「そういえばなんで龍って月曜2限までなのにお昼食べてるの?」
初めて月曜2限に一緒に食べたときは南と海も一緒だったけど、次の週からは当たり前のように2人で食べてるんだよね
「…12時には腹が減るだろ」
ってなんかしばらくごにょごにょ喋ってるのがおかしくなって
「ぶはっ!何?全然聞こえないんだけど~(笑)」
って言ったら怒られた
「てめえ、俺がいなかったらお前1人で食うことになるだろ」
「え」
「あ」
「龍やさし~~~!!!!」
そうそう、優しいんだったこの男は
「だまれ」
って言ってるけど耳が赤くてかわいい(笑)
