太陽のような君





授業が終わって、龍と電車に乗ってデ●ズニーへ向かう




「お前さぁ、もう少し服装考えろよ」

龍が私の服装をじろじろ見ながら言う



「なっ」


これでも、デートだから気を使って、ワンピースとあまり高くないヒールにしたのに…



「ワンピースの丈短すぎだろ、めくれるぞ?
あと、ヒールで足痛くなってもしらねーから」



うっ…


「デートだから、おしゃれしてきたのにどーしてそーゆーこと言うの!!」


と怒ってはみたけど、服装を選んだのは私なわけで、龍は何も悪くない…



ちらっと龍を見たら、ちょっと耳が赤かったのは気のせい???
そっぽを向かれていて、どんな顔かわからないけど、きっと怒っているんだろう



「龍?」


「ばーか、俺はお前の普段の恰好知ってるんだから、気にしなくていいだろ。」


それもそうだ…


「でも、そういう理由なら仕方ないから、ヒール辛くなったら言えよ?」


ドキッ




こーゆー誰にでも優しいところが良くないんだよ…




「うん、ありがとう。」



それに、今日は、私が慰めてもらったお礼に、龍にもてなさないといけないのに…




どうして、教科書の入ってる鞄、持ってくれるの?