私は昔から、人を笑わせるのが好きだったから、どうしても思考回路がお笑いに走っちゃう!
でも、あまりに女芸人みたいだと、彼氏に愛想をつかされそうで怖い。
今でさえ、お互い忙しくてあんまりあえていないのに!
「蒼、授業はじまるぞー!早くいこーぜ」
龍が急かす。
「待ってーー!!
よし、いこー♪」
南と海は今日はもう別々。
「蒼、龍、また明日ね~」
「うん、南、ばいばい!海も!!」
「また明日~」
「じゃーなー」
実は、月曜日は1限がクラスで受ける必修の授業で、2限は龍と受ける授業で、お昼ご飯も龍と一緒に食べて、私だけ3限。龍はなぜか毎週私とお昼を食べて帰る。
でも、2限の教室移動は気をつけなくちゃいけない、、、、、
女の子が龍に話しかけまくるから!!!!!
私も、周りに友達がいたら話しかけに行くタイプだから、よく龍とはぐれる。次の授業の教室で龍を待ってると、不機嫌そうな顔でいつもこう言う。
「なんで先行ってんだよ」
でも今日は違った!!
「龍、今日は女の子たち話しかけてこないね?てか、いないね?」
「ああ、今日はサークルの集まりが無くなったらしいからな」
そう、あの女の子たちは、龍が入っているサークルの人たちで、月曜の2限が空いている人が多いから、毎週お昼ご飯会をしているらしい!
「ふーん、ちょっと寂しいんじゃない?(笑)」
「寂しくなんかねーよ!お前とはぐれることもないし、毎週無くなってほしいぐらいだな」