太陽のような君





でも、俺が授業中に寝たふりしてこいつの顔を覗き見してるなんて知られたらもう話してもらえなくなりそうで…いつもひやひやしてる。

今だって、こっちに顔を向ける気がしたからすぐに目を閉じた。



でも、俺のこと授業中でも気にしてくれてると思うと、うれしいんだから俺はまじでやばい




授業が終わってから、俺は3限はないんだけど、こいつと一緒にいたいからお昼ご飯を一緒に食べる


でも、いつもはこんな質問はしてこなかったのに、なぜか今日は聞かれた


「そういえばなんで龍って月曜2限までなのにお昼食べてるの?」



ドキッとした。お前といたいからだなんて言えるわけもなく、

「…12時には腹が減るだろ。



それにバイトまで時間あるからちょうどいいんだよ」

って小声で言ったら



「ぶはっ!何?全然聞こえないんだけど~(笑)」

って笑われてむかついたから、


「てめえ、俺がいなかったらお前1人で食うことになるだろ」


って言ってしまった。



「龍やさし~~~!!!!」


って俺はお前の親父か親友か何かじゃねえんだ。

優しいだけじゃだめだよな。




聞こえてなかったみたいだからいいけど、バイトだって本当は13時から入ってほしいと頼まれているが、こいつとのお昼時間のために、14時からにしてる。


ちょうどいいなんて、嘘だ。




気づけよ、俺はお前が好きなんだ。