太陽のような君




「リョウくん?よろしく~
私、桜木蒼だよ。桜が一緒だね〜!」

桜田と桜木なんて運命かと思った


「龍でいいよ、俺もアオイって呼ぶから。」

そう言ったすぐに先生が教室に入って来て、クラスの名簿表やら学校のガイダンス本みたいなものをたくさん配っていった。


「リョウってこの漢字で龍なんだねぇ、坂本龍馬と一緒だね!あと、龍安寺!」


アオイが俺に話しかけてくれたらしく、嬉しくて俺も名簿表でアオイの名前を探した

「アオイもこの字は珍しいな?
ミスチルの曲だ」

俺はミスチルが好きだからついアルバム曲の名前を言ってしまったんだけど、蒼も知っていたらしい


「龍、ミスチル好きなの!?私も大好き~!!

だから、この名前気に入ってるの♪」


笑顔とか、驚いた顔とかもうどんな反応も声も可愛すぎてやばかった



「龍、見て!この人の名前、北の南って面白すぎない?ww」


蒼は俺に気を許してくれたのか、どんどん話しかけてくる


「あっ、川だ!海って人もいるよ〜!友達になりたいーww」



わかった、蒼は、大人っぽい見た目と違ってかなり天真爛漫だ